開発事例:文字運筆情報収集Webアプリ – ナゾルクン

概要

木簡や史料に書かれた文字を利用者になぞってもらい、その軌跡をデータ(文字運筆情報)として蓄積するシステムです。

利用者が楽しみながら研究に参加してもらえることを重視して、開発が進められました。Webアプリケーションとして構築されており、スマホ・タブレット・PCのブラウザで利用可能です。

研究目的でのデータ収集となり、データを端末毎に分類することができますが、端末や個人を特定する情報を収集することはありません。

図1 画面例

利用者はスマホ・タブレット・PCのWebブラウザでアプリサイト( https://nazoru.nabunken.go.jp/ )へアクセスします。

大人用・子供用が用意されています。子供用は正解判定が含まれており、楽しく研究へ参加できる工夫がされています。

スタートすると、ランダムに文字画像が表示されるので、その文字をなぞります。その後、「できあがり」ボタンをタップして、その軌跡をサーバへ送信します。

子供版の場合は、正解判定を行い、その結果を表示します。大人版は軌跡の表示のみです。

その後、文字の解説や木簡・史料の拡大画像へのリンクなどが表示されます。

なぞった文字数(子供版の場合は正解した文字数)が記録され、その文字数に対応する称号(学士・修士・博士)が表示されます。

詳細

方式

シンプルなWebアプリケーションとしてサーバ1台(Linux)で構成されています。サーバ側はJava(Jetty, H2)、クライアント側はHTML5(canvas)+ JavaScript にて実装されています。

図2 システム構成

HTMLはレスポンシブ(一部は別ファイル)になっており、画面の幅によって適切な表示が行われるようになっています。なお、文字をなぞった際の軌跡は、HTML5のcanvasを用いて表示しています。

正解判定は予め管理者が設定した、画数・書き順・軌跡を元にして、その一致している割合をブラウザ側で計算しています。サーバ側で演算を行わないことにより、サーバへ負荷を掛けない構成となっています。なお、画数については、連綿の場合の変化についても対応しています。

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